命。
昨日の夕方は、母のお友達のお宅へお邪魔して、素晴らしいひと時を過ごさせて頂きました♡
いつもいつも、素晴らしい手料理と、楽しく濃くシリアスで笑いに満ち溢れた会話を楽しませて頂いております。
3人メンバーで、全員AB型ww
血液型で人格が決まる訳ではないけれども、思考や行動に似たところが多いので、やっぱりそういうのは、完全にじゃないにしても当たってるかも、と、思います。
世代や職業を超えて、これほど本音で、とことんアツく語れる場所はそうそう無いな、と、毎回恵まれていることに感謝するほど…。
色々大変なことが多い人生ではありますが、その分、ちゃんと僥倖にも預かれています。
相変わらず最高の時間だったのですが、昨日の白眉は“野性鴨のジビエ”でした。
「美味しいんだけど、食べるのにパワーが要るから、今日は出さず、持ち帰って貰おうかと…私はこの前食べて、疲れちゃってすぐに寝ちゃったくらいだから」
とおっしゃるのに興味を惹かれ、もうお一方と私が希望した為、急遽、食卓に並べて頂くことに。
料理の腕前も一流、そして素材も一流。
美味しくない訳がありませんでした。
ところが…しばらくすると。
2人の箸が止まり、急にテンションが落ち、会話のトーンが変わりました。
消化にこれほど力を使う食べ物は初めてでした。
精神にも影響が出て、食事中、ほんの一瞬、ひどい鬱になったし、パニック症候群の発作が出そうになって慌てました…。
血流が良くなり過ぎて全身がジンジンするくらいでした。
“命”には力がある。
そんな当たり前のこと、知っていたはずのこと、生まれて初めて実感しました。
殺されて、無念も悔しさも、あるに決まっています。
それを知りつつ、感謝と尊敬の念を持って、自分が生きる為の力に変えて行く。
それが、命を頂くということ。
食材とは「薬」でした。
「食べる」という行為、特に肉を頂くことは、体力と気力が無いと出来ないことなのだと痛感しました。
私の体は、食べ物で出来てるんだ。
食べるもの、気を付けなきゃ…気を紛らわす為に、変なものをいっぱい食べるより、命の輝きと力強さに満ち溢れたものを少しだけ頂いて、明日を生きる力にすることが本当の食事であり、そして、治療にもなる。
グラグラだった精神に喝が入って、持って生まれた力が揺さぶられて、本来在るべき位置に戻されたのを感じました。
本能、一番大事ですね。
食の影響力を舐めて、心壊して、変に脳味噌だけで生きてるから、辛いんだな。
すぐに完璧に改善は出来ないけど、スイッチは入りました。
自然と繋がったような気がします。
自分が自然の一部だっていう感覚を取り戻した、という方が正しいかもしれません。
明日から更に、たくさんの力に守られた命を大切にして生きよう。
決して私は使い捨ての、粗末にされて良い人間ではないのだから。