私の守り神。
何を考えてる時が一番幸せかな~って、あんまり普段はそんな想像しないんですが、昨日、ハッと、気付いたこと。
死んだ愛犬と一緒に居た時が、最高にリラックス出来て、癒される時間だった、ということ。
あの子は高校2年生の時、母が拾って来た雑種犬で、一昨年、17歳で天国で行きました。
我が家にとっては2匹目の飼い犬でした。
私の不登校時代、家族がバラバラになりそうでギリギリの時、妹が病気で苦しんでた時、いつも私達を見守ってくれていました。
我儘で、女王のようで、でも家族が悲しんでいる時には、まるでそれが自分の仕事だというように、そっと寄り添ってくれていました。
今でもあの子の画像や動画がいっぱい残ってるし、携帯のメール送信画面とかに使ってます。
死んじゃったけど、まだそこに居る。
あの子のことを考えない日は今も1日も無いくらい。
もういよいよ…っていう最晩年、幸い、年末年始の休暇中で、実家に戻ってたから、最後の挨拶は出来ました。
痴呆もあって、徘徊もして、目はもう殆ど見えてなくて、耳も聞こえない様子でした。
本当はもう、苦しくて、この世に居たくなかったと思うのに、自分のことを大好きだった私の為に、頑張ってくれてたんだと思います。
東京に帰る前の日、私はあの子を抱き締めて、言いました。
「苦しかったら、もういいけね。私たちはもう大丈夫やけ」
その時は何も変化は無かったけど、それから10日後に、動物病院の待合室で、妹の腕の中で息を引き取りました。
仕事の休憩中にそのメールを読んで、トイレの中で、少し泣きました。
2年も経っているのに、心の中に、鮮明に残っている。
想像の中で、あの子が綺麗な芝生の上を楽しそうに走っていると、気持ちがゆったりする。
きっとまだ、そばにいてくれてるんだろうな、って思います。
あの子は私の大切な家族だし、種族を超えた、かけがえのない仲間なんだと思います。
私はあの子に、「もう大丈夫」と伝えました。
それは、確信のある事実でもあり、未来への決意表明でもありました。
嘘吐きにならないように、ちゃんと自分を幸せにします。
自分を大切にして、好きな人達と、楽しく生きて行きます。
天国で再会した時、あの子が、生きている時と同じように、嬉しそうに尻尾を振りながら、私のところに走って来てくれる日が、必ず来ると信じているから。